ホテル三日月アクアパレスを出たのは、辺りがすっかり暗くなった20時過ぎ。水遊びが楽しすぎて、お腹の具合も忘れて遊び呆けてしまいましたが、水から上がって落ち着けば、その不具合に気づいてしまうのが人の性。
そして我が家は夏だというのに冷え切っております。体が。ということで、図らずも勝浦タンタンメンを食べる理由（空腹・冷えた体）がととのったので、勝浦タンタンメンを食べに行くことになりました。
お恥ずかしい話ですが、実は我が家はこの日まで「勝浦タンタンメン」なるものを知りませんでした。往路の国道沿いや魚屋食堂さん、守谷海水浴場で「タンタン」の文字を幾度となく目にして、それほどまで押してくるからには、やはり「食べなくては！」となった次第です。しっかりと洗脳されました。
したがって、お店はノーチェックでしたのでネットの力を借りてみると、けっこう営業が終わってしまっている状況。ちょっと不安になってきたところに、近くで営業中のお店を発見！
たどり着いたお店は、
「てっぱつ屋」さん。
アクアパレスからは車で5分ほど。勝浦駅からは車で3分という、好立地な場所にあります。夜の帳が下りた街道沿いにお店の看板が煌々と輝いているので、わかりやすかったです。
お店に入るとすぐに食券機があります。母さんと父さんは「勝浦タンタンメン」をチョイス。うちの女の子は筋金入りの醤油らーめん派なので「ラーメン」をチョイス。
てっぱつ屋さんの嬉しいところは他のラーメンを選べるところです。他にも「豚骨ラーメン」や「つけめん」がありました。
勝浦タンタンメンは辛いものが得意または大丈夫な方には問題ないと思いますが、辛いものがそんなに得意じゃない方には、その辛さが一か八かの冒険になるかと思います。
タンタンメンを食べたいという方と最初から辛いのは避けたいという方が一緒に行ける選択肢があるお店は、複数人で食事をする場合にけっこうありがたいです。しかも23時まで営業というのも本当に助かりました。
さて、とにかく空腹な我が家。まずは餃子でお腹を落ち着かせます。
うまい！
お次にうちの女の子のラーメンから登場。
ザ・醤油ラーメン！ なラーメンです。「オイシイオイシイ」と言いながらすすっておりました。
そしていよいよ来ました。
赤い！ が第一印象。そして徐々に顔の方へ迫りくるスパイシーな熱気。
父さん、実は辛いものが得意ではないほうです。今まで一人でラーメン屋さんに行く時は、辛いラーメンは一度たりとも行ったことがありません。今回は「やはりご当地名物を食べなければ」という思いが勝って、一か八かの選択です。
すでに色でかなり辛いのがわかりましたが、香りでも辛味を感じ、すでに汗がにじんでいます。
そして、一口目をすすろうとした刹那、「ゥゴホッ」となりました。衝撃の辛さでした。食べきれるのかちょっと不安が頭をよぎります。
しかし、スープに浮かぶ玉ねぎを見た瞬間、「これはいける！」と確信しました。玉ねぎがとても甘くて、スープの辛さを際立たせながらもバランスをとる役割を果たしていることがよくわかりました。
勝浦タンタンメンのうまさの秘密は玉ねぎにあるのだと思います。
もう一つのバランサー、挽肉もアクセントになり、てっぱつ屋さんの中太麺と辛いスープとの相性もよく、やがてスープにも慣れてきて美味しくなってきました。でも辛い。でも口に運んでしまう。
しっかりと病みつきになる味です、勝浦タンタンメン。
スープは完飲できず…。お許しを。
衝撃的な辛さの勝浦タンタンメンでしたが、海女さんが好んで食したエピソードの通り、水遊びで冷え切った体も速攻で温まり、かつ目も冴えて帰路の運転も危なげなく帰宅することができました。
こうして、夏の最後のお出かけは、やりたいことを全てやりきって大満足で幕を閉じました。
長々と紹介させていただきましたが、勝浦にはまだまだ魅力的なお店やスポットがいっぱいあるので、夏に限らずまた遊びに行きたいと思います。
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