年の瀬でございます。転職した今年は社会人になって最もよく働いた年で、あれよあれよとという感じで師走を迎えました。今年は、そんな父さんを父さんの大好物で労う忘年会にしてくれるということで、金華サバを美味しくいただけるという「らかん茶屋」さんにお世話になりました。
小田急線経堂にある「らかん茶屋」さんは、雑誌(確か『散歩の達人』)に掲載されていた「金華鯖の柳川鍋」を見て、必ずいつか行くぞ! と目をつけていたお店です。父さんの布教により、ここ1年ですっかりサバ好き一家となった我が家には、この上ないご馳走となる確信をもって宴がスタートしました。
席はお店の都合で、急遽カウンターになりましたが、これはこれで良かったです。大将が板場で調理する様子にうちの女の子は興味津々です。
乾杯を終えると、一品目が登場!
やっぱり頼んでしまうサバの味噌煮。個人的には、味噌煮はその店の個性が出る料理だと思ってます。らかん茶屋さんの味噌煮は当然ここでしか味わえない、サバの旨味と味噌の風味が絶妙な味でした。
お次はお刺身盛り合わせ。サバは言うまでもなく、母さんの大好物の赤貝も盛られてて嬉しい。
牡蠣はフライと天ぷらが選べました。悩みに悩んで食べたことのない天ぷらをチョイス。フライに比べてあっさりとした印象ですが、牡蠣の旨味はしっかりと感じられてウマイ! 齢を重ねたら多分こちらが好きになるはず。日本酒の時もこちらの方がオススメ。
美味しい料理に胃袋を刺激された、うちの女の子はトロサバ丼を注文。見た目で十分わかるその美味しさ。脂のノリが最高で、女の子は丼を抱えたまま、なかなか離しませんでした。
それを女の子の丼を見た母さんがたまらず、サバの握り鮨を注文。「ご飯もの続いちゃうけど…」という意見もよそに、注文してしまう気持ちはよくわかります。
そして、憧れのサバの柳川鍋はメインディッシュとしていただきました。軽々しく使う言葉じゃないかもしれませんが、あえて言わせてもらえば『異次元』な満足度です。脂のりがしっかりしたサバとその素材にあった柳川とのバランスが本当に絶妙でした。
私はすっかり酔ってしまっていたので、できませんでしたが、辛口の日本酒の温燗でいただいたら、「もう思い残すことはない」とかって言ってしまうと思います。
正直、いろいろと大変な年でありましたが、こうして家族で美味しい料理とお酒をいただいて、素晴らしい一年の締めくくりをさせてもらい、しみじみと幸せを感じることができました。
らかん茶屋さんは、大人な雰囲気の店内ですが、お店の方も気さくで、うちの女の子にもお気遣いしてもらいました。カウンター越しの大将がふわとろの卵焼きを娘にサービスしてくれたのが、とっても嬉しかったです。
私はシャイなので、あまりしゃべれませんでしたが、カウンターに座って釣り好きな男前の大将との会話を楽しみながら一杯というのも大人な感じだなぁ、なんて思いました。
サバ好きな方にはもちろん、和食で一杯飲みたい方にもオススメのお店です。
・Web:らかん茶屋
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